理事長挨拶


下呂市の建設業界は、長年に亘る公共事業費の大幅な削減や、受注競争の激化に伴う利益率の低下等により、未だに厳しい経営環境にありますが、自動車道の整備促進など具体的な事業計画もなされてきており、これらは県内経済および市内の経済を支えるとともに、非常時の緊急輸送道路の役割を果たすなど極めて重要な事業であると認識しております。

 

こうした中、地震災害の予測、特に阿寺断層帯が市を縦断していることや御嶽山の火山活動など、岐阜県・下呂市と結んでいる、「災害時応援協力に関する協定」に基づき、下呂市内の幹線道路を含め対応してきました。

地域防災の担い手として、防災・減災に速やかに対応できる体制を堅持し、地域貢献に努めているところであります。

 

さて、昨年は、公共工事の品質が将来にわたって確保できるよう、建設産業界の担い手確保・育成と、適正利潤確保を求める「改正公共工事品質確保促進法(=改正品確法)」を含めた、いわゆる「担い手三法」が成立しました。

 

我々建設業者は、「担い手三法」の精神に基づき、建設業の中長期的な担い手として、これからも発注者との連携を図る中で、良質な公共構造物を構築して行くものであります。

今後とも地域のインフラ全体に関わる担い手として、又、雇用の確保、地域経済へ貢献すべく、心引き締めて関わっていく所存です。